さとっちゃん菜園です。
ジャガイモの遅霜対策をやってみます。
もくじ
4月上旬まで遅霜が降ります
さとっちゃん菜園では、2月下旬~3月上旬に、ジャガイモの植え付けをしています。
植え付け後、1か月前後の3月下旬が芽が出てきます。
一方で、さとっちゃん菜園がある埼玉県南部(南中部)では、4月上旬までは遅霜が降ります。
ジャガイモの芽が霜にあたると、黒く枯れて生育が遅れてしまいます。
ですから、ジャガイモの遅霜対策は必須になります。
前シーズンは遅霜対策が失敗しました
以下はジャガイモを栽培する地域によって、状況が変わる点は留意ください。
ポリエチレンシートでトンネル栽培
穴無しポリエチレンシート(0.025mm)でトンネルにしました。
穴無しなので、日中の過度の温度上昇防止のための換気が手間でした。
無事に、芽が出始めていました。
ポリエチレンシートのみでは失敗
しかし、その後の遅霜で、全ての芽が黒く枯れてしまいました。
がっかりしたので、写真を撮り忘れました。
その後に、新たな芽が出てきましたが、2~3週間は生育と収穫が遅れました。
今シーズンのジャガイモ遅霜対策
今シーズンは、防寒を強化した遅霜対策を行います。
3種類の園芸資材を併用した、3重の遅霜対策です。
具体的には、トンネル2重+べたがけ による3重ブロックです。
使用する3種類の資材は、以下のような手持ち資材を活用します。
■トンネル外側: 穴付き(有孔)ポリエチレンシート(厚さ 0.025~0.05mm)
穴付きのシートであれば、日中の過度の温度上昇を防止できます。
0.1mmのビニールが望ましいですが、価格が高いため使用していません。
■トンネル内側: 防虫ネットまたは寒冷紗
内側もポリエチレンシートだと、高温になってしまいます。
防虫ネットは断熱や保温の効果は弱いものの、温度が上がり過ぎません。
防虫ネットの代わりに、寒冷紗でも使えそうです。
■べたがけ資材: 不織布
不織布のべたがけは必須です。
トンネルと相まって、大きな保温効果が期待できます。
遅霜対策資材の設置状態
3つの資材毎に説明します。
1重目 べたがけ資材
畝幅が1mあるので、1.35m幅の不織布を使用します。
不織布をべたがけします。
芽が出ても窮屈にならないように、たるませる事で成長分の余裕をもって設置します。
2重目 トンネル内側
トンネルの弾性ポールが2.1mなので、1.8m幅の防虫ネットを使用します。
防虫ネットをトンネル掛けします。寒冷紗でも使えます。
防虫ネットの両側を閉じます。
3重目 トンネル外側
1.8m幅または1.85m幅、厚さ0.05mmの穴付きポリエチレンシートを使用します。
穴付き(有孔)ポリエチレンシートをトンネル掛けします。
遅霜対策の3重ブロック完成
3重ブロック遅霜対策の完成です。
2100mmの弾性ポールを使用したトンネルは、オレンジ色のパッカーで固定しています。
穴付きポリエチレンシートなので、温度が上がり過ぎません。
トンネルの端は埋め込まずに、地際をパッカーで固定しておきます。
冬~春の期間は虫が少ないので、埋め込まない簡易な設置で問題ありません。
遅霜の心配が無くなる4月中旬に、全ての資材を撤去します。
遅霜対策の結果は?
4月以降に結果が出た段階で、続編をアップします。
以上、『ジャガイモの遅霜対策は3重ブロックでいきましよう』でした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。