もくじ
サツマイモの収穫前
気温が下がり、葉っぱがアントシアニン色素で赤くなっています。これから、さとっちゃん菜園のサツマイモの収穫にとりかかります。
サツマイモのエリアはツルで埋め尽くされています。
まずは、ツルを撤去です。マルチを押さえていたレンガは足元に置きます。
久しぶりに、畝を覆っていた黒マルチが出てきます。手前側半分は黒マルチをめくっています。
撤去したツルはを駐車エリアを兼ねたフリースペースに仮置きすると、2m四方のスペースが必要でした。
紅白の棒は1色0.2m 全長2mです。
循環型農業ならばツルは埋めたりして肥料にするところですが、そのための場所が取れないため、少し乾燥させて後日に廃棄処分します。
クリスマスなどのリース素材として、輪っぱを作るという方法もありますが、そこまで手が回りません。
黒マルチを外します。
サツマイモがごろごろ収穫
畝の土をどけるとサツマイモが出てきます。 黒マルチのおかげで、土がさほど固まっていないので、移植ゴテとゴム手袋の手作業掘り出しできます。
サツマイモが出てきました。
全部を掘り上げて、品質確認と乾燥のためにブルーシートに並べてみます。
サツマイモの収穫結果
品種はホクホク系の紅アズマです。5月に16本のツルを植えて、収穫量は60Kg位となりました。
栽培場所を適切に選べば、ある程度の量としては収穫できます。 しかし、サツマイモ栽培していく上で、良い品質を得るには3つの課題あります。
サツマイモ栽培3つの課題
サツマイモ栽培した人は誰もが経験する3つの課題です。
- 課題1:縦に亀裂がはいったイモがある
- 課題2:イモの表面部分が虫にかじられる
- 課題3:馬鹿でかいイモになってしまう株がある
では、来季に向けての対策を考えます。
課題1:縦に亀裂がはいったイモ
夏〜秋は雨が多く、土壌の水分量が上がって、吸水し過ぎたと考えます。 容易にやれる事としては、以下でしょう。
- あきらめて、自然の成り行きにまかせる
- 畝を高くして土壌含水量を減らす
- イモの収穫タイミングを少し早める
課題2:イモの表面部分が虫にかじられる
コガネムシやカナブンの幼虫による食害でしょう。 黒マルチによる防御では幼虫対策できないので、以下の方法になります。
- あきらめて、成り行きにまかせる
- ツル植え付け前に幼虫駆除の薬剤を土壌混和する
- イモの収穫タイミングを少し早める
薬剤が嫌ならば、虫食いは我慢です。どうせ表面だけですからね。
課題3:馬鹿でかいイモになってしまう株がある
植え方は、水平植え・船底植えを前提にします。 ツルを土に4節位埋めますが、各節からイモが育たずに、一か所に集中してイモができたのでしょう。 埋めた4節をしっかり活着させる(発根させる)よう、容易にできる方法は以下です。
- ツルを埋めた当日の天気が快晴でない
- 植え付け後の数日間は天気が、雨や曇りがち
- 植え付け後の数日間は水やりを欠かさない
- とにかく、埋めたツル葉っぱを枯らさない
この間は、丁寧に世話をしましょう。
今季の最後に
来季は、更に良いイモが取れるように工夫・改善していきます。
以上、『家庭菜園で、ひとりサツマイモ収穫祭と3つの課題』でした。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。